専門医のコラムDr's Column

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2015

30代後半で更年期のような症状が出る これホントは何が原因?

毎年10月18日は、「世界メノポーズデー」です。あまり耳慣れない言葉ですが、メノポーズ(Menopause:英語)は、更年期・閉経を意味します。この日は、女性が年齢を重ねれば、必ず通る道である「更年期の健康」に関わる情報を全世界へ提供する日、として制定されています。今年も10月18日(日)~24日(土)までの1週間を「メノポーズ週間」として、関連団体ではさまざまな活動が行われていました。

30代の女性たちにとってはまだ早いかもしれませんが、30代でも更年期のような症状が出る場合があります

「更年期」って何?

女性の体は、卵胞ホルモン(エストロゲン)黄体ホルモン(ブロゲストーゲン)という女性ホルモンの影響を受けています。しかし、20代〜40代前半の成熟期を越えると、女性ホルモン(特にエストロゲン)の分泌が減っていきます

閉経を挟んだ前後5年の10年間を「更年期」といいますが、この時期になると女性ホルモンは急激に低下します。日本人の平均閉経年齢は52歳前後なので、だいたい45歳~55歳ごろをさしています。ホルモンの分泌には脳が関係していますから、更年期には、自律神経の乱れや精神的な症状にも影響が出ますほてり、頭痛、めまい、腹痛、イライラ、のぼせといったさまざまな症状です。通常これらを「更年期症状」といい、仕事や家事に影響が出るほどの不調となって症状が現れれば、「更年期障害」といいます。

 「更年期」に似た症状

30代で、月経があるのに更年期のような症状が出る人がいます。動悸、発汗、めまいなどの自律神経失調症状です。この原因として考えられるのは更年期症状ではなく、次のような病気です。

●「貧血」: 血液中の鉄分が不足している状態です。とくに月経過多の人は、立ちくらみやめまい、動悸や息切れが起こります。疲れやすく、頭痛のような症状が出ることもあります。

●「パニック障害」: 突然、激しい動悸や発汗、ふるえ、息苦しさ、めまいといった異常を発し、強い不安感に襲われる病気です。突然なって1時間ほどで治まるのが特徴です。

●「無排卵周期症」: 規則的に月経のような出血はあるのに、排卵の伴わない病態をいいます。症状としては月経不順があり、放置すると卵巣機能が低下、無月経になってしまいます。

●「甲状腺機能異常」: 甲状腺ホルモンの分泌を行う甲状腺の機能が低下すると、身体がだるく疲れやすかったり、皮膚のかさつき、月経異常などがみられます。

●「高プロラクチン血症」: 脳下垂体前葉から乳汁分泌を促しているホルモン・プラクチンが妊娠中と産後の授乳中以外でも大量に分泌される病態。生理が止まるなどの症状が出ます。

30代以降に月経が3か月以上飛ぶときは、一度婦人科を受診しましょう。その他のホルモンに関連する病気であったり、42歳以下で閉経している場合は「早発閉経症」という病気の場合もあります。

「前更年期」とは?

先ほども述べたように、30代、40代前半から更年期のような症状はあっても、それは早く更年期がきた、というわけではありません。よく勘違いされてしまうものに、「前更年期」があります。前とはつきますが、前更年期は閉経から1年〜1年半の時期をさします(平均して49歳から51歳)。この前更年期では、月経が早くきたり、少量の出血が10〜14日ほどダラダラ続く、などの異常出血がみられることがあります。

しかしこの時期にもっとも多い病気として、「乳がん」、「子宮体がん」、「子宮内膜増殖症(子宮体がんの前癌)」があります。この時期は、女性ホルモンが通常以上に増すので、このような女性ホルモンに関連したがんの発症も多くなるのです。これらの病気で起こる症状は、前更年期の不正出血と似ていて、出血量が少量または大量で月経が長い、月経が止まりにくいなどがあります。
いずれにしても、異常出血が病的なものかを判断することはとても難しいので、少量であっても10日以上出血が続くときは婦人科へ受診することが大切です。

眼の疾患との関連、対応方法

関連して、頭痛、眼の奥が痛い、充血、ドライアイ、アレルギー性結膜炎、はっきりしたデータはありませんが緑内障の発症の一つの原因となることも考えられます。

全身スキャナー、アムサットでカラダをスキャンしてみると、内蔵に様々な機能低下(血液検査やレントゲンでは異常として検出されなくても)が見つかることが多いです。図のように特に内蔵が機能低下(”冷え” とも言えると考えます)して、脚の冷えや肩こりを自覚されていることがしばしば見受けられます。

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上図は、濃い青色程、機能低下が強いことを意味します。緑色が良い状態を示しますが、内蔵が ”冷えきっている” 状態で、両足も冷えが顕著です。

このような状態は保険診療での処方薬を飲んで治ることは殆どありません。一時的に頭痛等や目のかゆみなどの不快感が薬で緩和しても、薬を中止すると再発する為、『薬依存』状態になっていることもしばしばです。

このような一見難治に思われている方でも、原因を見つけて対応すれば改善する場合が多いのです。当院のアレルギー科では原因を見つけて根治を目指す提案を行っておりますが、体質が改善すれば目の症状も当然改善が期待出来ます。

具体的には上記のような方でしたら、高濃度ビタミンC点滴などの速効性が期待出来る解毒かつ免疫力向上の治療を推奨し、腸内フローラを整える為にモンゴルの天然乳酸菌や消化器の解毒の為に天然の炭の内服、漢方薬処方、等を行います。さらに身体を作る二大要素、”食” と ”水” について検証して可能な部分は改善をアドバイス致します。また運動療法も必要な場合には御提案させて頂きます。

いわゆる『不定愁訴』でお困りの方は、原因からの改善が効果的ですので、是非当院での検査をお勧め致します

当コラムは患者さんのお役に立てていただく参考資料として配信しております。

質問やご意見については診察時に小栗にお尋ねいただけますと幸いです。

電話でのお問い合わせは対応しかねますのでご理解のほど宜しくお願い致します。