専門医のコラムDr's Column

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2017

メチル水銀中毒症 水俣病②

水俣病はメチル水銀による「メチル水銀中毒症」であることは前回お伝えいたしました。

中毒性中枢神経疾患とも呼ばれます。

その主要な症状としては、四肢末梢神経の感覚障害、運動失調、求心性視野狭窄、聴力障害、平衡機能障害、言語障害、振戦(手足の震え)等が挙げられます。重症例から軽症例まで患者さんに多様な形態が認められます。

症状が重篤なときは、狂騒状態から意識不明をきたしたり、さらには死亡したりする場合もあります。一方、比較的軽症の場合には、頭痛、疲労感、味覚・嗅覚の異常、耳鳴りなど、メチル水銀中毒症とは思われず経過を見ている患者さんも少なくありません。

メチル水銀で汚染されていた時期にその海域・流域で捕獲された魚介類をある程度の頻度で摂食していた場合は、上記症状があればメチル水銀の影響の可能性が考えられます。典型的な水俣病の重症例では、まず口のまわりや手足がしびれ、やがて言語障害、歩行障害、求心性視野狭窄、難聴などの症状が現れ、それが徐々に悪化して歩行困難などに至ることが多いのです。これらは、メチル水銀により脳・神経細胞が破壊された結果です。、血管、臓器、その他の組織等にも作用し、その臓器や組織機能に影響を及ぼす点も指摘されています。また、胎盤を通じて胎児の段階でメチル水銀に侵された胎児性水俣病も存在することは、これまで述べたとおりです。

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