専門医のコラムDr's Column

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2016

加齢黄斑変性はどんな病気?

日本で年々増加している加齢黄斑変性

成人失明疾患のワースト3にランクされており、失明を防ぐための様々な研究が行われています。

 

その名の通り、目の網膜という組織の黄斑部に問題を生じる病気です。黄斑とは網膜の中心にある直径1.5mm2mm程度の小さな部分の名称で、黄斑の中心は中心窩と呼ばれ、見ているところからの光が当たる部位です。

加齢黄斑変性とは?

見るときに重要なカメラで言うフイルムの働きをする黄斑という組織が加齢とともにダメージを受けて変化し視力の低下を引き起こす病気のことです

加齢黄斑変性になると、見たいところが見えない、読みたい文字が読めないなど、日常生活に支障がでます。また、その症状は進行していきます。症状として変視症(ゆがんで見える)、中心暗点(中心が暗く見える)色覚異常(不鮮明になる)、視力低下があります。

症状は中央部以外は見えている状態で、全く光を失ってしまうことはありません。症状が片方の眼から現れることが多いため気づきにくく、また気づいても年齢のせいにしてそのままにしていることも少なくないそうです。

自己チェックをおすすめします!

前回のコラムでご紹介したように、60歳以上の4人に1人以上の割合でこの病気が起こっているようです。かなり多くの方が気づかないうちに発症していると考えられます。

視界がゆがんでいるかどうかを早く知るには、以下のアムスラーチャートを使い自己チェックで初期の変化をとらえられる場合があります。

目から表を30cmはなして、老眼鏡やコンタクトレンズをした状態で、片眼ずつ、表の中央の黒い点を見つめます。ゆがみがないか、見えないところはないかを調べます。

右のような症状があった場合は、網膜疾患の可能性があるので早めに眼科で精密検査を受けて下さい。

次回は黄斑変性の治療についてご紹介させていただきます。

 

当コラムは患者さんのお役に立てていただく参考資料として配信しております。

質問やご意見については診察時に小栗にお尋ねいただけますと幸いです。

電話でのお問い合わせは対応しかねますのでご理解のほど宜しくお願い致します。